千葉の神式葬儀後に行われる直会とは?精進落としとの違いは?
神式葬儀の骨揚げ後に行われる帰家祭が済んだら、千葉では直会をしてもてなすのがマナーです。
ここでは直会の基本知識と仏式の精進落としとの違いについて解説します。
■神式葬儀後に行われる直会とは
直会とは帰家祭が済んだあとに世話役や手伝ってくれた方を労うためにお酒や食事をふるまうことをいいます。
本来は神事が終わったあとに神様に備えたお神酒などを、神事に参加した会葬者一同が共にいただいて身を清めるという意味合いが直会にはあります。
神式葬儀では神事を行っている間は心身が特別な状態にあると考えていて、その状態を解きほぐして正常な状態に戻す手段として直会が必要なのです。
あくまで直会は儀式であり、宴会ではないということを忘れてはいけません。
直会のマナーとしては、斎主には上座に座ってもらうのが基本です。
また、斎主はもてなしの有無に関わらずお膳料を渡しましょう。
■千葉の直会と精進落としの違い
神式の直会は仏式でいうところの精進落としに当たります。
精進落としも直会と同様に僧侶や世話役などの労をねぎらうことを目的としていることが多いようです。
精進落としは仕出しや料亭などで行うことや、宴席を設けずに折り詰め料理や酒を配るなど形式はさまざまです。
直会は必ず斎主にお膳料を渡しますが、精進落としの場合は僧侶が精進落としを辞退する場合にお膳料とお車代を包むのがマナーとなっています。
また、精進落としの場合は喪主が始まりとお開きの挨拶を行うのも一般的です。